| 中国鉄路で旅に出よう!−第3ステップ |
| 列車の中での過ごし方 |
| いよいよ列車が動き出しました |
定刻通り列車が動き出しました。加速はあくまでゆっくりと、かつ力強くスピードを出していきます。さあこれから楽しい汽車旅の始まりです。車窓から見える中国の田園風景を眺めていると、きっぷを買うまでの苦労も忘れてしまうでしょう。さあゆっくりとお茶でも飲みましょう。前に言いましたが、湯飲みとお茶っ葉はちゃんと用意していますか?忘れた人は残念ながら何も飲まずに我慢しましょう。というのはウソで、車内販売でお茶やコーヒーを売りに来ますのでご安心を。
車内販売はまあまあ充実しています。前述のお茶などもそうですが、カップラーメンも売りに来ます。「お湯はどうするの?」と意見もあるかも知れませんが、ちゃんとお湯だってあります。寝台車の場合は1ボックスに1本魔法瓶が置いています。軟座の場合も何カ所かに魔法瓶を置いている場合と列車員が注ぎにきてくれます。硬座の場合はデッキにある湯沸かし器(サモワール)まで行って自分で注ぎましょう。長距離列車の場合は食堂車も連結されています。ただ営業時間が決まっているので放送がかかったらすぐに行って並びましょう。軟臥の場合は部屋まで予約を聞きに来てくれます。このように軟臥はすべてにおいて最優先なのです。
| 車内の設備とサービス |
さて車内の設備ですが、まずは、軟臥車に乗車の方は4人1室のコンパートメントで、2段のベッドが2組あります。なお扉はちゃんとカギがかかりますので、同室者が全員仲間だったら夜も安全です。ベッドの広さは日本のB寝台よりやや広いかなという感じです。ベッドの設備も日本の寝台と同じで小物入れと夜間用のランプが枕元にあります。部屋の電気は室内にスイッチがあるのでそれでして下さい。またスピーカーのボリュームもありますので車内放送がうるさいなと思ったらそれで調節して下さい。ちなみにベッドにカーテンはついてませんのであしからず。上段への上がり方は通路側に足かけがありますのでそれを使って上がって下さい。荷物入れは上段の横にあります。窓側のテーブルの下にポットが置いてあります。それでお茶でも飲んで下さい。お湯がなくなったら服務員室までもらいにいって下さい。
次に硬臥車は3段ベッドです。軟臥と違ってコンパートメントになってなくて、かつ、もちろんカーテンもないのでかなり違和感を持つかと思いますが、開放的なので周りの中国人と仲良くなって楽しみましょう。こちらもテーブルの下にポットがありますのでお茶を飲みながら話にふけって下さい。晩は消灯時間が決まっていますので(概ね午後10時)その時間になるとピタッと明かりが消えますのでそれまでに用は済ませておきましょう。
軟座車と硬座車はいわゆる一般の座席車で軟座は2人掛けの4人ボックスで硬座車は2人掛けか3人掛けの4、6人ボックスです。ちなみにリクライニングはしません。ボックスにはやや大型のテーブルが備え付けられており。そこでカップラーメンを食べたり、お湯のみを置くことができます。
トイレはデッキに座席車は1つまたは2つ、寝台車は2つあります。便器は基本的に日本の公衆便所のような和式便器です。軟座、軟臥には洋式便器もありますが衛生上座れるものではないと思いますのであしからず。紙は基本的にはついていないので各自でご用意を(運が良ければ紙が付いてるかも!)。あと日本と違ってタンクがなく垂れ流しですので停車中は使ってはいけません。(25T型などの高速客車は真空フラッシュ式のタンク式になっていますので停車中も大丈夫と思います)使用後はレバーを押して水を流して下さい、流れない場合もあるけど。間違っても紙以外のものは流さないようにしましょう。
長距離列車であれば食堂車が連結されているので、車窓の景色を見ながらの食事はいかがですか。ただ料金は町中よりかなり割高です。味については食堂車に乗務しているコックの腕によって変わります。いい腕のコックの場合だと美味しいですが、そうでない時には・・・。飲料関係も売っていますがかなり高いです。(Z列車で
買った冷えたバドワイザー中瓶が15元!)
車内販売はほとんどの列車であります。売っている物は前述しましたが日本とほぼ同じです。ビールも売っていますが、高い上に冷えていません。弁当も売っていますが、食堂車が連結されている列車の場合は、発泡スチロールの容器に入ったぶっかけ飯スタイルが主流です。短・中距離列車で食堂車が連結されていない列車の場合はコンビニ弁当風のものが売られています。やはり値段は高めです。
中国の列車では旅客サービスの一環として朝6時から晩9時まで車内放送をやっています。朝は中央人民放送のラジオニュースで始まります。それからは音楽を流したり漫才を放送したり車内の案内などをしています。だから退屈することはないでしょう。さあヘッドホンステレオなど聴かないでこの放送を楽しみましょう。どうしてもうっとうしい時は軟臥車だけですが先述のスピーカースイッチを切ったらどうでしょうか?あまりおすすめしないけど。
| 車内でのマナー |
これは喫煙者の方へですが、基本的には車内は禁煙です。タバコを吸うときはデッキにある灰皿で吸いましょう。もしデッキのない客車やデッキに灰皿が着いていない客車の場合は、目的地に着くまで吸うなということです。もしどうしても吸いたくなったら決してお薦めしませんがトイレで隠れて吸って下さい。(服務員に見つかっても知らないよ)
車内で飲み食いをしていると当然ゴミが出ます。その時の捨て方は冷房車の場合はテーブルの上のお盆の上かデッキの洗面台にあるゴミ箱に捨てましょう。乗務員が定期的もしくは終着駅近くになるとお盆のゴミを回収に来ます。非冷房車の場合はあまりマナーはよくありませんが床に捨てるか開いてる窓から外に捨てましょう。(本当はいけないことと思うけど中国人がそうしているので…)
さあそうこうするうちに列車は目的地の駅に近づいてきました!