
ここでは中国鉄路についてのマニアックなお話しをしてみようと思います。まあ聞いて(見て)やってください。
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Q1.中国鉄路のマークの意味は?→![]()
A1.中国鉄路は正式には「中国人民鉄路」といい、鉄道部の管轄になります、つまり国鉄です。マークは鉄路を表すレールの断面図を「人」を図案化したもので囲んだものです。日本の鉄ちゃんがいうには今は無き宇和島鉄道と同じマークだそうです。
Q2.中国鉄路のモットー・スローガンは?
A2.中国鉄路のモットー・スローガンは「人民鉄路為人民(人民のための鉄道)」「為人民服務(人民に奉仕する)」だそうです。しかし実態は・・・(笑)
Q3.客車に書かれている記号の意味は?
A3.列車によく乗られる方であれば、このようなアルファベットと数字の組み合わせを見たことがあると思いますが、これは列車の型式番号を意味しています。
具体的に説明すると
SYZ 25DT 46890
@ A B
180km/h C
@の部分に示されているのはその客車の座種を表しています。それを表にまとめると
記号 名称 説明 記号 名称 説明 YZ 硬座車 二等座席車(4人、6人のボックス) RZT 特等軟座車 結構高級な軟座車、2人掛けと1人掛けの3列シートで、もちろんリクライニングする SYZ 双層硬座車 2階建ての硬座 RW 軟臥車 一等寝台車(4人の個室) YW 硬臥車 二等寝台車(3段寝台) SRW 双層軟臥車 2階建ての軟臥 SYW 双層硬臥車 2階建ての硬臥 CA 餐車 食堂車 RZ 軟座車 一等座席車(4人のボックス) KD 空調電源車 電源車 SRZ 双層軟座車 2階建ての軟座 XL 行李車 手荷物運搬車両 RZ2 二等軟座車 一般の軟座車と大差はない UZ 郵政車 郵便物輸送用車両 RZ1 一等軟座車 ちょっと高級な軟座車、2人がけでリクライニングする車両もある GW 公務車 文字通り公務用の車両
Aの部分はその客車の形式を表しています。それを表にまとめると
記号 説明 許容速度 21 中国鉄路最初の形式。解放前の鉄道(旧満鉄など)の規格。現規格より一回り小さい。もちろん空調はない。RYZ21という軟、硬座合造車は旧満鉄の2等寝台・座席車と思われる。 120km/h 22 旧ソ連の規格にあわせて作られた客車。現在の規格の最初のモデル。車軸発電(DC38V)、垂れ流し式トイレ。現在でもかなりの数が走っている。基本は空調無しだが最近は改造して空調機を取り付けたものもある。一度は乗られたのではないだろうか? 120km/h 23 国産の車両。22型を若干近代化したものと思われる。もともとの製造両数も少ないので今ではほとんど見かけることはできない。1988年の某事故で高校生が乗っていたのがRZ23。 120km/h 24 旧東ドイツから輸入した空調客車。RZ24とRW24がある。空調車といっても従来の車軸発電方式を採用しているので、走り出さなければ空調が利かない。今では集中供電式に改造されて使われているらしい。 120km/h 25B 英ブリル社の技術輸入により製造が開始された現在の最新型客車。B型は初期に作られた標準型で空調が無いタイプとあるタイプがある。(SYZ25B、SRZ25Bは空調がついていた。) 120km/h 25G 25B型に空調を装着した形式。中国鉄路初の集中供電式を採用。空調電源車(KD25)よりAC380V 50Hzを三相4線式で受電する。「止まっている時も涼しい」このタイプの一部は空気バネを採用しており許容速度が140km/hとなっている。 120km/h
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140km/h25Z 広(州)深(セン)鉄路用に作られた高速走行可能な客車。許容速度を160km/hに増速。(試験走行で180〜200km/hを記録)RZ125Zは従来の軟座よりグレードアップしリクライニングシートになった。(ただし転換はしない)乗降用ドアを自動式にした。(走行中は開閉不可) 160km/h 25K 25Zを中長距離型にしたもの。硬座から軟臥まで食堂車、空調電源車まである。 160km/h 25T 2004年4月のダイヤ改正で登場した直達特快(Z列車)用に開発された客車。製造はボンバルディアと青島四方車両との合弁会社。集中供電式を採用。トイレは垂れ流し式からタンク式に変更、航空機のように真空フラッシュ式を採用。DF11G(ディーゼル)、SS9G(電気)機関車が牽引する場合は機関車より供電(DC600V)され各客車で三相交流をつくる仕組みになっているので空調電源車は不要。 160km/h 19T 25T型とあわせて製造された高級軟臥(高包)用の客車。従来の4人個室の軟臥の上段を取っ払い1人ないし2人個室にしたもの。共同のシャワーやコンパートメント内にトイレを設置している車両もある。 160km/h 25DT 両端にディーゼル機関車を連結している。終端駅での機関車交換が不要になった。天津−北京間の「神州号」は真ん中に10両の客車を連結して運行している。許容時速もさらに増速し180km/hに。中国でも最速の列車の一つ。 180km/h
Bは言わずもがな製造番号です。またCは最高許容時速です。
Q4.中国鉄路の軌道規格を教えてください。
A4.軌間は1435mmの国際標準軌を採用(一部1000mmゲージの区間もあり)しています。関西の多くの私鉄と同じレール幅です。車両規格は日本の新幹線とほぼ同じです、つまり在来線の電車より一回り大きいです。レールは60kg軌条以上を使っています。ほぼ全線で自動閉塞方式を採用、北京−天津間などの過密区間では自動列車停止装置(ATS)や列車集中制御装置(CTC)も採用されていますが、まだまだ信号所で人が信号、ポイントの切り替えを行っています。安全性は発展途上国の中では最高のクラスだと思います。電化区間は交流25,000V 50Hzを採用。これはJR東日本持ちの新幹線と同じです。香港の九廣鐵路(KCR)も同じ電化方式なので香港(ホンハム)−広州東間の直通列車はすべて電気車で直通運転されています。この区間では最高時速200km/hを誇る中国鉄路の「新時速」とオール2階建ての九廣鐵路の「九廣通(Ktt)」などが約2時間で走っています。ちなみに台湾の国鉄(台鉄)も同じ交流25,000V(ただし60Hz)で電化されています。
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