中国鉄路の料金表について(2007.4.18第6次提速対応)

きっぷの写真中国鉄路の料金体系には大きく2つに分かれます。まず1つ目は軟席と硬席です。2つ目は一般客車と新型空調客車です。その他にも日本とは違う体系になっていますので、以下料金体系について詳しく説明していきます。
  1. 座席について
  2. 列車種別について
  3. 客車の種類について
  4. 距離表と料金表

座席種類について

大きくは先述の通り「軟席」と「硬席」に分かれます。それぞれもまた座席車(座車)、寝台車(臥鋪車)に分かれます。寝台車の場合は座席券のほか寝台券も必要です。「軟席」「硬席」はそれぞれ1等車、2等車と考えれば簡単です。以下に簡単な表を示します。
席種 記号 意味 説   明
硬座 YinZuo-YZ 2等座席 普通車・硬座票が必要
軟座 RuanZuo-RZ 1等座席 グリーン車に当たる・軟座票が必要
硬臥 YinWo-YW 2等寝台 上、中、下の3段寝台・硬座票と臥鋪票が必要
軟臥 RuanWo-RW 1等寝台 2段寝台2組の4人個室・軟座票と臥鋪票が必要

列車種別について

中国鉄路にも日本と同じように「特急」「急行」などの優等列車と各駅停車の「普通」とがあります。料金も日本と同様特急には特急券、急行には急行券と特別料金が必要です。それぞれ「特別加快票(特快票)」「普通加快票(普快票)」といいます。詳しくは表にまとめてみます。(2000年10月のダイヤ改正で、根本的に変わっています。以前の「普快票」はそのままですが「特快票」が「快速票」に変わっています。種別もかなり整理されたようです)2007年4月18日の第6次提速で新たに列車種別(D)が増えています。
列車種別 車次 説明・特徴
動車組旅客列車 D1〜D999 2007年4月18日の第六次提速で登場した車種。動車組とは機関車牽引ではない列車のことをいう。ここではJR東日本の新幹線車両「E2系」をベースに国産化した「CRH」シリーズの動力分散型交流電車を用いた高速列車を指す。最高速度は200q/h〜250q/hで運用。オール軟座編成(一等軟座、二等軟座)で料金は通常の中国鉄路料金とは異なり特別料金を採用しているので結構高い。ただし20日前からきっぷが購入でき、往復・乗り継ぎきっぷも購入可能で、初心者には買いやすい列車かも知れない。
直達特快列車 Z1〜Z99 2004年4月18日の第五次提速で登場した車種。文字通りノンストップ特急列車。運行速度は今までの特快よりもちろん速い。車内設備も豪華個室軟臥「高包」も多くの列車で連結されている。料金は現在のところ「快速票」料金が適用されている。
特快旅客列車 T1〜T999 文字通り特急列車。現在ではこれの本数が妙に増えてきた。運行速度は速い。(表定速度100km/h以上)停車駅も少ない。「快速票」料金が適用。
快速旅客列車 K1〜K999 以前の「快速」。運行速度の速さを売りにしているがグレードと停車駅は特快よりやや劣る。料金は「快速票」が適用。
管内快速列車 N1〜N999 2004年4月18日の第五次提速で登場した車種。快速列車の中で一鉄路局内のみを走行する短距離列車に割り振られている。グレードは上記快速とほぼ同等。料金は「快速票」が適用。
普通旅客列車 1001〜2999
4001〜5999
急行列車。以前は通過する鉄路局によって「快客(1鉄路局内の列車)」、「直快(複数の鉄路局を走る列車)」と分かれていたが、現在は基本的に同じ。ただし1001〜2999次が旧直快、4001〜5999次が旧直快のようである。料金は「普快票」料金が適用。
6001〜8999 以前は急行と同様に通過する鉄路局によって「客」、「直客」、「市郊」などと分かれていたが、現在はこの種別に統一。ただし普通快車同様列車番号で区別はしているらしい。当然加快票は不要。

※最近は普通旅客快車、普通旅客漫車の表記をやめ「普通旅客列車」に統一している。


客車の種類について

あとこれも日本とは大きく違うことですが、中国鉄路では冷房車と非冷房車では料金が違います。これもややこしいので順を追って説明します。まず簡単には「新型空調客車」と「普通客車」に分かれます。

新型空調客車とは1994年から製造が開始された25型客車のことを指します。この型は日本の客車と同じく1台の電源車から電源が供給され、これで空調、照明、給湯を行う客車です。電源車がついているため停車中も冷房が利いています。また硬座にも冷房が入っています。主に特急列車を中心に運用されています。

しかし、同じ冷房車でも旧東ドイツ製の24型客車や23型客車はこの新型空調客車の料金とは違い、普通客車料金に冷房料金を加算します。なぜかというとこれらは従来の車軸発電方式で冷房を行っているため走り出すまで冷房が利かないためだと思います。(この種の客車はほぼ絶滅状態です)

あと国産の非冷房の22型客車や21型客車、25B型客車は普通客車料金のみです。これは主に普通列車、臨時列車(L、A)に使われています。


今回紹介する料金表では普通列車(慢車)の座席車(硬座、軟座)の料金は省略しました。(現在発行されている時刻表に記載がないため)。

(註)この料金表の参考文献になっている中国鉄道出版社発行の「全国鉄路旅客列車時刻表」によると掲載の料金は参考料金で正確な運賃は駅で確認して欲しい、と書いてありますので、あくまでこの料金表は参考料金です。


距離表と料金表

距離表を見る

普通客車料金表
新型空調客車料金表

中国鉄路で旅に出よう!に戻る